こんにちは。
今日はリモートイベントとリモート関数の話をしたいと思います。
以前『ローカルスクリプトとサーバースクリプト』の記事でお話ししたように、
ロボロックスのエクスペリエンスはクライアントサーバーシステムを使って動作します。
つまりプレーヤーの手元にあるローカルな機器とロブロックス側のサーバーが
必要に応じてデータの受け渡しなどのやりとりをします。
このやりとりについてスクリプト中に指示をだすために、
リモートイベントとリモート関数を使います。
ここで皆さんの中には、
「全部ローカルにダウンロードすれば
動作も早くなるしいいじゃないか」
と思う人もいるかもしれません。
しかしスクリプトの処理では、
ローカルで処理するほうがよいものと、
サーバーで処理するほうがよいものがあるのです。
例えばメニュー画面等のGUIは、
ローカルプレーヤーだけに表示されるほうがよいです。
例えばあなたのプレー中に、
他のプレーヤーがゲームに参加し、
そのメニュー画面があなたの画面にも
表示されたら、大抵の場合あなたは嫌だと思うでしょう!
このような情報は、ローカルで処理するほうが良いので
エクスプローラーのStarterGuiにはローカルスクリプトを記述するのです。
一方、ユーザーがゲーム内でロバックス等金銭の授受をするとします。
こうした処理はサーバー側で行ってチェックをするほうがよいのです。
なぜなら悪いユーザーがダウンロードしたエクスペリエンスの
スクリプトを改変し、不正に金銭を受け取る仕組みを作る場合があるからです。
サーバー側で処理をしたからといって、
こうした不正を100%防ぐことはできませんが、
少なくともローカルに全ての処理を記述するよりは
はるかに安全です。
このようにエクスペリエンスをプレイする際、
通常クライアント側とサーバー側で情報のやりとりが必要になります。
そのために使われるのがリモートイベントとリモート関数です。
それでは次回、使い方をみていきましょう。